12時の舌禍神経は金姦色に染まる  

ハロヲタのための24のガヴォット第12番ニ長調 舌下神経12時

昔から常識のウソや間違った俗説はたくさんありましたが
情報過多の現在はずいぶんいいかげんなことを言ってる人がいます。
ニ長調の音楽を紹介しながら健康のために死なない方法を考えてみましょう。

マーラー:交響曲第9番ニ長調


ニ長調(D-dur D-major)という調は
弦楽器が最もよく鳴るといわれ
あらゆる時代にあらゆるジャンルで好まれているようです
(クラシックに限らずポップス系でもよく使われる)

まず交響曲のジャンルに限定して古い時代から紹介しようとすると
ハイドンモーツァルトが膨大な数の作品を残しているので
収集がつかなくなってしまいます。
そこで新しい時代からさかのぼっていこうと思います。

最も新しい時代の有名なシンフォニストとなると
ショスタコーヴィチになるわけですが
なんと15曲の中にニ長調交響曲はありません

となれば アンダンテ コモド で第1楽章が始まる
マーラーの9番 ということになるのですが


なんと

 ニ長調なのは第1楽章だけ 


なんです

古典派の交響曲だと始まった調で終わることが多いのですが
ロマン派以降 特にマーラーの場合は

始まった調で終わるほうがむしろ珍しい

この交響曲第9番 の場合も
第1楽章 ニ長調
第2楽章 ハ長調
第3楽章 イ短調
第4楽章 変ニ長調
すべての楽章が異なる調で
しかも始まった調の半音下の調で終わるわけです

ほかにもいろいろ変わっていて
楽章の数こそ古典的に4つなのですが
両端の楽章がアンダンテとアダージョ
中間の2つの楽章が比較的早いテンポになっています。
チャイコフスキーの第6番に似た構成です)
演奏時間もかなり長く
名曲解説全集には70分なんて書いてありますが
たいていの演奏が80分を超えているようです

これまで聴いてきた演奏は少なくとも20種類以上はありそうですが
代表的なものとしては

バーンスタイン ニューヨークフィル
アンテェル チェコフィル
ショルティ ロンドン響
ショルティ シカゴ響
テンシュテット ロンドン響
ジュリーニ シカゴ響
カラヤン ベルリンフィル

あたりでしょうか