毒殺少女の日記にツッコんでみようか
>7月3日 今日は本の紹介します。 グレアム・ヤング毒殺日記
尊敬する人の伝記、彼は14歳で人を殺した。
酒石酸アンチモンカリウムで、毒殺した。
酒石酸アンチモニルカリウムでしょうね
これも本当は正しくなくて
正式には ビスタルトラト・・・・ (忘れた)
普通は 吐酒石 と言われてます
エジプト時代から毒殺に用いられた由緒ある?毒物で
消化器症状が強いため苦しみが長く続きますが
たぶん食べ物に混ぜると味が変わってしまうと思います
そこで無味無臭といわれる酢酸タリウムに行きついたのでしょう
>8月14日 Benzene Hexachloride―ベンゼンヘキサクロライド―
を昨日合成しました。
有機合成ってそんなに簡単じゃないですから
高校生でBHCを合成できる って時点で
タダものじゃないですね
>8月18日 晴れ。今日薬局から電話がありました。
問屋が“酢酸タリウム”と“酢酸カリウム”を間違えたらしいです。
そりゃ酢酸カリウムじゃ殺傷能力ないですから
>8月24日 眩しいほどに晴れ。 酢酸タリウムが届きました。
薬局のおじさんは『医薬用外劇物』の表示に気付かず、
必要な書類を通す事無く僕に其れを渡し
この話が事実なら この薬局のおじさんも
何らかの沙汰(毒劇法違反?)があるでしょうね
1番問題になりそうな希ガス
>8月26日 お腹が痛いです。原因は解っています。タリウムです。
昨日、それの水溶液を誤って指に付けてしまったのです。
どうなんでしょうか 精神的なもんだと思うよ
>8月27日 寝ても起きても気持ち悪いし、
指先とか脚とかが痺れてきたので、解毒剤を作りました。
タリウム中毒の治療はプルシアンブルーと塩化カリウムの
経口投与によって行なわれます。
ん、僕は普通の人と同じような所に住んでますよ。
ホルマリン漬けの動物(カエル×2、ウサギ×1)とか
薬品とかは あまり目立たないように置いてあります
そりゃ目立つところにホルマリン漬けがあったら
みんなヒくでしょうからね
ヲタがいろんなものを隠すのと同じか
でもそんなに簡単に解毒できないと思うよ
*いちおう東京大学保健センターのHP
http://157.82.44.12/k29yakubutu.htm
にも記述があるので そういう治療法はあるみたいですが
吸着排泄ですから服毒直後でないと効果はないでしょうね
症状が出てからでは遅いと思います。
たぶん犯人の症状は精神的なもので
直ったのも1種のプラシーボ効果じゃないかと・・・
もし慢性中毒にもこれくらいしか有効な治療法がないとすれば
治療期間はかなり長くなる可能性があります。
数年 もしくは 数十年かかるかもしれません
そうなれば治療費も莫大なものになるでしょうが
犯罪によるものであれば保険はおりないでしょう
結局家族の負担になるわけですか
他にも殺到するマスコミ 世間の目
これからいいことはなにひとつないですよ
>9月4日 生き物を殺すという事、何かにナイフを突き立てる瞬間、
柔らかな肉を引き裂く感触、生暖かい血の温度。漏れる吐息。
すべてが僕を慰めてくれる。
なるほどね そっちの趣味がありましたか
>9月12日 晴れ。今日も母の調子は悪いです。
2、3日前から脚の不調を訴えていたけど、
遂に殆ど動けなくなってしまいました。
>10月16日 今日の朝、先生に筆記用具を借りた。
其の時泣きながら母の話をして、同情を得た。
人って案外簡単に騙されるものなんだと思った。
蒼ざめた馬の通る道に、規則は存在しない。
暗闇を進む足跡は草木を枯らし、死を招く。
其処に生命は宿らない。 在るのは寂しい同じ形
蒼ざめた馬 ってのはアガサクリスティーの小説でしょうか
このあたりに心の深淵がちらっと見えるような・・・・
最後にひとこと
蒼ざめた馬の通る道にも 規則は存在する。
これからイヤというほどわかると思うよ